【閉店】新宿御苑の人気店の閉店が新宿三丁目新聞再刊のきっかけとなる?

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2017年の新宿三丁目もてんこ盛りな話題で持ち切りでしたよ。

春は、新宿御苑の美しい桜を堪能できるお花見。
夏は、新宿8カ所の神輿が集結し大迫力の花園神社例大祭。
秋は、飲んだくれで街中が埋めつくされるBAR HOP NIGHT。
冬は、先日三の酉を終えた夜中まで大賑わいの花園神社酉の市。

ざっと、思い出しただけでも、春夏秋冬、話題が尽きることない、新宿三丁目という街ですが、まったく取材ができませんでした。ごめんなさい。

2018年はゆっくりでも定期的に、新宿三丁目の魅力をお伝えできる様、一役買えればな。と考えております。

 

そんな、新宿三丁目新聞再刊!第一弾の記事は、新宿三丁目の今勢いのあるではなく、新宿御苑に位置する人気店が閉店する。という少し残念なお話しです。

新宿御苑に2014年6月13日に開店した「BROTHER飲食堂」という、ロティサリーチキンをメインとした人気店ですが、残念ながら2017年12月14日に閉店するとオーナーから案内がありました。

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「BROTHER飲食堂」は、その名の通り、兄・優樹と、弟・瑞樹のイケメン兄弟で切り盛りする、イタリアンバルですが、新宿三丁目新聞とは、プライベートでも仲良くさせてもらっている二人ということもあり、少し突っ込んで、閉店する理由を聞き、「BROTHER飲食堂」という人気店をアーカイブできればいいな。と思い、新宿三丁目新聞として、お邪魔させていただきました。

 

 

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閉店の案内をいただいてから、週3回程、来店していた事もあり、店内に入ると、なんだか、家に帰ってきたみたいな、ホっとした気分になると同時に、こんな気分にさせてくれる空間がなくなるという寂しいさにも襲われたよ。

 

新宿三丁目新聞
「今日はよろしくお願いします。茨城出身だよね?BROTHER飲食堂を開店するまでは、何をしていたの?二人とも飲食店?」

 

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兄・優樹
「はい。僕は新橋の洋風バルで働いていました。」

 

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弟・瑞樹
「僕はテレビの制作会社で働いていたんですよ。」

 

兄・優樹
「お互い、東京で仕事をしている事は知っていましたが、頻繁に連絡を取る事はなく、と東日本大震災の時に安否確認で連絡を取り合ったのが、店を出すまでのきっかけになったのかな?」

弟・瑞樹
「兄貴は、その頃、一人目の子供ができた時期で家族はいましたが、僕は未婚なので、独り身の僕を心配して連絡をくれたのかもしれません。」

兄・優樹
「僕たち、若い頃に両親を失っているので、そんな心配もあったかもしれませんね。」

新宿三丁目新聞
「そしたら、飲食業の経験がある、兄・優樹から、弟・瑞樹に一緒に店をやらないか的な誘いをした流れ?」

弟・瑞樹
「いえ。僕から兄貴を誘ったんですよ。それまでの東京生活を諦めて、茨城に戻るつもりで、地元で仕事の面接を受けたりもしていたんですが、プライベートでいろいろありまして、よくよく考えてみたら、地元に戻らなければならない理由も特になくなっていて・・・。そうしたら、東京で一念発起!何か始められたらな?と思って。」

新宿三丁目新聞
「プライベートでいろいろ・・・。女関係だね。突っ込むのは控えて、先に進めてやろう。笑。」

兄・優樹
「僕も、その頃、働いていた飲食業がブラック企業という事もあり、家族と過ごす時間も考慮して、弟と店をやろうと決めました。」

 

新宿三丁目新聞
「BROTHER飲食堂という店名はどちらが考えたの?すごくいい店名だと思う。」

兄・優樹
「ありがとうございます!僕たちも気に入っているんですが、お店の内装を担当していただいたデザイナーの方に決めてもらったんですよ。僕たちだけで考えてたら、とんでもない店名ばかり候補にあがって。」

新宿三丁目新聞
「例えば?」

 

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兄・優樹

「チキン野郎」

※ロティサリーチキンメインのお店という事と兄弟の性格?を加味して。笑。

 

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弟・瑞樹

「ケムシとカマキリ」

※子供の頃、弟はケムシとカマキリが大嫌いで、僕が弟の耳元で「♪ケムシとカマキリ」と、歌うと泣いて嫌がった。という二人の思い出を。

 

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兄・優樹

「734」

※実家茨城の屋号なんです。

新宿三丁目新聞
「BROTHER飲食堂でよかったね。本当に。笑。」

 

新宿三丁目新聞
「新宿御苑という場所はもともと土地勘があったの?」

兄・優樹
「いざ!一緒に店をやろう!という話になってから、約二年かかったんですが、その間、かなりの件数を内見し、新宿御苑に決めたんですが、特に土地勘はありませんでした。」

新宿三丁目新聞
「えっ!!!それじゃあ、東京にそれなりの人脈があったとか?」

弟・瑞樹
「いえ。人脈なんてのもほとんどなくて・・・。」

兄・優樹
「この新宿御苑という人通りの多さを見て、赤字ラインは超えられるだろう?という変な自身があったんですが、甘かったです。泣。」

弟・瑞樹
「かなり甘かった。泣。」

 

兄・優樹
「開店当初から、広告費など膨大に使っていたので、最初の二年間は、試行錯誤しながら、削ぎ落とす作業ばかりしていました。広告費だけでなく、ランチをやめたり、人件費、変動費、固定費・・・。落とせるものは落として、自分たちの体でカバーできる事はしていましたね。」

弟・瑞樹
「うん。うん。」

兄・優樹
「そのうち、開店当初から応援し続けてくれた、ここの大家さんでもある、フタミ商事の二村社長からご紹介し続けてくれたお客様がリピーターになっていただいたり、弟がパッチワーク。という新宿二丁目にあるバーの手伝いをはじめ、そこからお客さんを紹介し始めてくれたりして、三年目からは少しずつ安定してきました。」

弟・瑞樹
「フタミ商事、パッチワーク。をはじめとした、BROTHER飲食堂に関わってしまった、皆様には心から感謝しています。人のつながりの重要さが身に沁みました。」

 

新宿三丁目新聞
「それじゃあ、三年目以降は売上的には順調だったんじゃない?」

兄・優樹
「そうなんですけど・・・。」

「忙しくなったら幸せじゃないんですよ。」

 

新宿三丁目新聞
「えっ?」

兄・優樹
「兄弟喧嘩が理由で閉店するのか?と勘違いされる事が多いんですけど、そうではなくて、忙しくなっても、中々、人を雇える余裕はなく、基本的に兄がキッチン担当、弟がフロア担当という二人体制の職場環境は変わりませんでした。」

弟・瑞樹
「うん。うん。」

兄・優樹
「忙しくなると、僕もピリピリしては、弟への要求が高くなり、兄弟だからこそ意地を張り合い、それが毎日続くと、あと10年、20年と『BROTHER飲食堂』という兄弟ならではでのお店を、兄弟で続けられるのか?と考える様になったんです。」

「どうしたら兄弟で続けられるのか?いろいろ考えました。本来の性格的な向き不向きで言えば、僕は接客業向きだからフロア担当、弟は職人気質だからキッチン担当だと、少しうまく回ったんではないか?いやいや。お互い、同じ事ができる様に努めていれば良かったんだよ。そもそも、チャラけている優樹が弟で、しっかり者の瑞樹が兄だったら、うまく回ったんではないか?笑。など。」

 

兄・優樹
「そんな中、先日、うちに三人目の子供ができた時、家族の生命保険を見直すタイミングがありました。この時に、第三者を含めて、家族で将来の不安や夢などを話し合った結果、仕事を変える。という決断も、今が良いタイミングではないか?と弟に相談しました。」

弟・瑞樹
「最初に兄貴から相談された時から、仕事を変える事に対して、前向きに捉えられたんですよ。このタイミングで、他にやりたい仕事があれば、もう一度チャレンジする。という人生設計をし直すチャンスかもしれない。と。」

兄・優樹
「でも、お店を辞めて、仕事を変える。と決断した時から、お客さんの顔が浮かんできました。僕たちが多くのお客様に応援され続けてきたという実感が強まり、大変申し訳なく思っています。」

弟・瑞樹
「縁もゆかりもない僕たちを、この街に生きる人達は受け入れてくれたわけですからね。」

新宿三丁目新聞
「そうですか。ロティサリーチキンが食べれなくなるのは、非常に残念だけど、兄弟ふたりの人生だから、二人が、それぞれ好きな様に生きるのが一番良い事だし、二人の事が好きなお客様ほど、お客様のために続けてほしい。とは思わないと思うよ。そんな人とのつながりの重要さに気づいた二人から、最後になりますが、大切なお客様に一言くださいな。」

兄・優樹
「ブラザー飲食堂自体のファンになって、ご来店いただいた方々に対しては、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。今回、閉店する事にはなりましたが、兄弟共々、ネガディブな捉え方はしておらず、別々の店を歩みはじめられる事を楽しみにしています。これからは店員とお客様という関係性ではなく、一生付き合える友達として、一緒に飲みに行きましょう。」

弟・瑞樹
「BROTHER飲食堂を通じて、様々の方と出会う事ができました。三年半で、お客様からは教えたもらった事ばかりで、これから先の人生の財産になりました。BROTHER飲食堂は終わりますが、お客様との関係性は、これから先も続くものだと思っているので、どうか、これからもよろしくお願いします。」

新宿三丁目新聞
「BROTHER飲食堂を通じて、人とのつながりの重要さに気づいた二人は、お店がなくなる、この先も、元お客様とは、お付き合いを続けていく。という事なんだね。お付き合いが継続できる様にがんばってくださいね。そういえば都合が悪くなければ、他にやりたい事やチャレンジしたい事を教えてください。」

兄・優樹
「僕は、家族の生命保険を見直したのは、BROTHER飲食堂のお客様でもあるソニー生命の方がきっかけでしたが、この方の紹介で、ソニー生命に就職する事が決まりました。」

弟・瑞樹
「僕は、もともとカメラマン志望だったのですが、この機会にBROTHER飲食堂のお客様からの紹介で、カメラマンのアシスタントの見習いをやりつつ、カメラの勉強をしようと思います。」

新宿三丁目新聞
「次のステージへの足掛かりも、人とのつながりを重要視した結果だったんだね。応援していますよ。がんばってください!また、いつか、兄弟二人のロティサリーチキンが食べる日が来るかな?泣泣泣(しつこい)」

兄・優樹
フタミ商事の二村社長から、またいつか三人でお店やりたいね。と言われた時はグっときました。」

弟・瑞樹
「あるかもしれないっすよぉ~。」

 

さて、BROTHER飲食堂の営業日も、惜しまれつつも残り10日程となりました。
絶品!ロティサリーチキンを頬張れる、最後のチャンスとなります。
時間帯によっては、若干の空席もある様なので、下記の「予約空き状況」をご確認の上、ご予約のお電話をお待ちしております。

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名物!ロティサリーチキン

 

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絶品!アヒージョ

 

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店名 BROTHER飲食堂
住所 〒160-0022 東京都新宿区新宿1-32-1 苑フタミビルB1F
電話 03-6457-8416
営業 18:00~23:30
定休 日曜日・祝日
地図

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