新宿三丁目新聞は東京新宿三丁目の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

新宿三丁目で商売させていただき、ご愛顧いただければ、それ以上の目標はないよ。

◇新宿三丁目らしからぬ?名店

「新宿三丁目」

この地名を耳にすると、大概の人が…。

・ネオン街

・飲兵衛が楽しめる街

そんなイメージをお持ちではないでしょうか?
まぁ、実際そうだし、筆者もお酒が大好きで、この辺りで よく飲み食いをしており、たいへんお世話になっている大好きな街でもあります。

でも、そんなエリアにあって、「ヘルシー!おいしい!」そんなスパゲティを提供し、22:00にはクローズする、良い意味で周りの空気感と一線を画するお店があるんです。

 

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そのお店の名は、スパゲティNokishita(ノキシタ)!

 

◇故郷の様な懐かしさを感じるワケ。

麺はモチモチッとしていて どちらかというと太麺、しっかりとした食べごたえがあって、ソースはどのテイストも濃厚でありながら しつこさがない。

筆者もお気に入りのお店で、スパゲティだけでなく、店内の雰囲気も とても素敵なんです。

 

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ふと思い出し、まるで故郷に帰ってきたような」そんな懐かしさ、和みの空気を感じるお店。とでも言いましょうか。

なぜ、そんな空気感を感じられるのか?
その辺りも含めて、いろいろと伺ってきました。

 

◇店主はスパゲティ嫌いだった?

厨房で調理をするときは、厳しい表情の店主の上山(かみやま)さん。
しかし、お話しをされるときは、とっても柔和で癒される表情を見せてくれます。

新宿三丁目新聞
上山さん、ご出身はどちらですか?

上山さん
北海道北見市です。

新宿三丁目新聞
あぁ、イメージ通り!
北海道の方って、雄大で癒されるけれど厳しい、あの大自然の環境故に育まれる大らかで心穏やかな方が多い。という印象なんで。
それから北海道と言えば、豊かな自然の恵み = おいしい食ってイメージがありますが、やはりスパゲティは昔からお好きだったんですか?
海鮮ものを活かしたスパゲティとか、好きそうですよね!

 

北海道妄想ワールド”が脳内で炸裂中!笑。

 

上山さん
いやいや。昔は、スパゲティは然程好きじゃなかった。

新宿三丁目新聞
…え?
そうなんですか??
じゃあ、なぜスパゲティ屋さんをやろうと思われたんですか?

 

◇ヘビメタの先にスパゲティ。

上山さん
18歳で北海道から上京してきた後、一時サラリーマンをしていたんだけど、27歳のときにリストラにあってね。

新宿三丁目新聞
ふむふむ、人生山あり谷ありですね。

そもそも18歳で上京された きっかけは、何だったんですか?
やはり、就職か進学ですか??

上山さん
いや、自分には兄がいるんですけど、その兄の影響でを受けてヘビメタをやっていて。
よくあるパターンなんだけど、東京へ出て一旗あげてやろうと。

新宿三丁目新聞
え?ヘビメタ!
意外すぎます!!
今の癒しオーラ満載の上山さんからは、とても想像できない…。

上山さん
そうだよね。今の姿からは想像できないだろうけど、当時はかなりロン毛で。笑。
ハードロッカーの典型みたいな。

新宿三丁目新聞
いやいや、本当に想像できません!!
人に歴史ありですね!!!
楽器は、何を担当されていたんですか?

上山さん
ギターをやってました。

新宿三丁目新聞
おぉ~、まさに花形ですね!
かっこいい!!

上山さん
いやいや。笑。
で、暫くバンド活動をやっていたんだけど、これもよくある話で、「やっぱり音楽のプロとして飯を食っいくのは厳しいな・・・。」と思ってね。
それで、さっきお話した通りサラリーマン人生に足を踏み入れたものに、結局リストラにあっちゃった。

新宿三丁目新聞
かなり、ご苦労をされたんですね。

上山さん
そういう出来事があって、人に雇われる仕事ではなくて、「一生続けられる仕事を。」って気持ちが強くなったんだよ。
で、当時、インスタントスパゲティの某新商品が発売された時期だったんだけど、それを見て「スパゲティって、誰からも親しまれる国民食だよなぁ。」って思い立って。

新宿三丁目新聞
おぉ!そこで、スパゲティが登場するわけですね!
でも、そのちょっとした思い付き・ひらめきが その後の長い人生を決めたわけですから、人の一生って本当に面白いし、ドラマがありますよね。

上山さん
そうだね。
で、これは本当に個人的な考えなんだけど、ザ・イタリアン!っていう雰囲気の小洒落たお店ではなく、独自の世界観・個性を持ったお店が好きでね。あと、お客様との触れ合いを大切にできる、良い意味でコンパクトなお店で働きたいと思い、そういう場所を探していたんだ。

新宿三丁目新聞
なんだか、今のスパゲティNokishita(ノキシタ)さんの精神にもつながるお話ですね。

上山さん
うん。それで、最終的にたどり着いたのが、恵比寿のアンクルトムさん。

新宿三丁目新聞
アンクルトムさん!名店じゃないですか!!

上山さん
俺の師匠、いや、人生の恩師なの。早乙女さんは。
もう、本当にお世話になってね・・・。
早乙女さんには、足を向けて寝られないよ。

 

◇新宿三丁目で続ける使命。

新宿三丁目新聞
そうだったんですね。
そんな山あり谷ありの流れから今のお店を持たれたわけですが、今後の目標みたいなものってありますか?

上山さん
もうね、この新宿三丁目エリアでしっかりと商売させていただくことができて、皆さまから ご愛顧いただくことさえできれば、それ以上の目標なんかないよ。

あ、それからね、うちみたいな こじんまりとしたお店だからこそできることというか、そういう お店の使命・・・。と言ったら大袈裟なんだけどさ。都会でひとり、毎日一生懸命お仕事を頑張っている人たちに健康的な食事をしてもらって、同時に羽休めもしていただける、そんな店でありたいと思っているんだ。狭い店なんだけど、新宿という街にあるからこそ、うちみたいな店でも そういう意味での存在意義があるんじゃないかなって感じているんだよ。

 

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新宿三丁目新聞
とても素敵なお話ですね。
僕、今回 幸運にも貴店に取材をさせていただく機会に恵まれたんですけど、もう何年も前に初めて伺ったとき、都会の喧騒の中で癒しと健康的な食事を提供してくれるお店だなって勝手に思っていまして。そこが間違っていなかったことに、大仰な表現ではなく、本当に感動しています。

上山さん
あ、そうなの。ありがとう(笑)

 

◇土日定休日のワケ。

新宿三丁目新聞
ところで、実はずっと前から気になっていたことがありまして、それについて伺いたいんですが。
土日を定休日にされていますよね。新宿エリアの、しかも飲食店さんですから、正直かなり珍しいのでは・・・。と思うんですが、ずばり理由は何なのでしょう?

上山さん
あぁ、その話ね。
よく言われるよ、ずいぶん強気ですねって(笑)
でもね、理由は簡単。実は人手不足なんだよ。

平日のランチ時と夕食時をさばくだけでも たいへんで、それは同時に非常にありがたいことでもあるんだけど、休日ともなると、その状況がもっと長い時間続くわけで。そうなると、現状の体制ではお客様に ご迷惑をかけることになってしまう。そうしたら、本当に申し訳ないなと。
なので、思い切って休みにしてしまっているんだ。

新宿三丁目新聞
それなら僕、土日スタッフに立候補します!
・・・って、自分、飲食業素人でした。失礼しましたぁ(汗)

上山さん
笑。

 

◇ノキシタと言えばメニューの豊富さ。

新宿三丁目新聞
ところで、メニューの豊富さがとにかく素晴らしいなと思うのですが、これには何か理由があるんですか?
常連のお客様から いろいろリクエストがあって、だんだん増えていったとか??

 

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上山さん
いや、最初からこんな感じだよ。
人の好みって、どんなことでも本当に千差万別でしょ。
で、なるべく多くのお客様に、ご満足いただける形にしたかった!
それが、メニューがたくさんある理由。

それから、トッピングもいろいろできるんだよ。
これを組み合わせてもらって お客様のオリジナルメニューをつくっていただき、楽しみながら食事をしていただければな・・・。という想いもあったんだよね。

 

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ちなみに、味の種類だけでも なんと14種類!!
【1】たらこのスパゲティ
【2】たらことウニのスパゲティ
【3】トマトソース、唐辛子トマトソースのスパゲティ
【4】ホワイトソースののスパゲティ
【5】おしょうゆ味ののスパゲティ
【6】あさりののスパゲティ(しょうが味、ニンニク味)
【7】にんにくと唐辛子ののスパゲティ(ペペロンチーノ風)
【8】たまごとベーコンのスパゲティ
【9】ミートソース
【10】ナポリタン​
【11】カレー風味のスパゲティ
【12】サラダスパゲティ
【13】チーズのスパゲティ
【14】スープのスパゲティ

さらに、ここから枝分かれして、それぞれ数種類のメニューがあるのだから驚きです!
一番メニュー数が多い“トマトソース、唐辛子トマトソース”は、なんと12種類も!!

 

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・ツナとアスパラのトマトソース1,200円(税込み ※写真、上部左)
・タマゴとベーコンとほうれん草1,200円(税込み ※写真、上部右)
・タラコとウニと青じそ1,100円(税込み ※写真、下部)

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◇オレ、実はトマト嫌い・・・。

新宿三丁目新聞
ちなみに、そんな無数のメニューが存在するスパゲティの調理法で、何か こだわりなどはありますか?

上山さん
そうだね。
麺は大きなカマで茹でていて、常に茹でたてを提供してるよ。

トマトソースは、玉ねぎを ふんだんに使ってトマトの酸味を消して、トマト嫌いの人でもトマトソースを楽しんでいただけるソースにしている。実は、俺自身がトマト苦手なの。笑。
あ、これは書かなくてもいいよ。爆笑。

それから、ホワイトソースは、人参や玉ねぎ、セロリといった たくさんの野菜を長時間煮込んでいて、それが隠し味になっているんだ。
そんなところかなぁ。

新宿三丁目新聞
ありがとうございます!
それから、以前からお店のウッディ―な感じがすごく素敵なと思っていて。しかも手作り感満載なんですけど、これ、ご自分で作られたのかな・・・。って。

 

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上山さん
いや、それはないよ。
知り合いに頼んで作ってもらったの。
手作り感は、おそらく素材と経年劣化によるものじゃない?笑。

ただ、さっきお話しした、ザ・イタリアン!とは一線を画したいという気持ちと、お客様にお店の雰囲気に癒されていただければ・・・。という想いから、この素材にしたんだ。
木って、やはり温もりを感じられるものだからね。

あとね、お皿も一枚一枚、知り合いが焼いてくれたもので、以前は それを年に1回、店に提供してもらってたんだ。

新宿三丁目新聞
そう言われてみると、 1枚1枚 柄も違うような・・・。

上山さん
そうそう。
でも、その知り合いも今は皿を焼くことをやめてしまったから、今後どうするかを考えているところなんだけどね。

 

メニューも、お店の雰囲気も、そして使われているお皿の一枚一枚まで、いろんな こだわりが詰まったお店、スパゲティNokishita(ノキシタ)さん。
ちなみに、店名に込められた想いは、「雨やどりをするように、気軽に ふらっと立ち寄っていただけて、お客様に ほっこりしていただきたい。」なのだそう。それが隅々にまで体現されている、素敵なお店です。

 

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貧乏ライターの私ですが、今後も細々と、Nokishita(ノキシタ)さんへ通わせていただこうと思います。
ちなみに今年の目標は、前述の豊富なメニューを全て食べつくすこと!(←お前のペースじゃ、一年で達成できないだろ!!)

 

ライター:景山俊介

 

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店名 スパゲティNokishita(ノキシタ)
住所 東京都新宿区新宿3-7-7 十字屋ビル1F
電話 03-3358-3888
営業 11:30〜22:00 ※LO21:30(月曜日〜金曜日)
定休 土曜日・日曜日
地図

備考 完全禁煙

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