伊勢丹新宿店本館地下1階で職人技を究極にまで洗練させた至高の朝食を中村うさぎが食す!

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こんにちは、中村うさぎです。

このたび、私は「死ぬほどキャビア好き」という業の深い習性を買われて、伊勢丹新宿店本館地下1階食料品フロアで開催中の「キャビア祭り(←正式名ではありません。あくまで私の命名)」に行ってまいりましたー。

どんな祭りかといいますと、こちらの「キャビアハウス&プルニエ シーフードバー」というお店のイートインに、11月6日までの10時半から14時の間のみ限定でスペシャルメニューが登場する、というもの。

 

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キャビアブランチメニュー

価格:3,600円
期間:~11月6日(金)1日5組限定(11月7日(土)以降は2日前までの予約限定)
時間:10:30~14:00

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んで、さっそく食べに行ってきましたよ、キャビアに釣られて早起きしてな。

まずイートインのカウンターに座った途端に・・・。

むむっ? こ、これはっ?

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思わず目を引き寄せられたのが、この箱であります。
アールデコ調のグラフィックが美しいこの箱には、いったい何がっ?

中村うさぎ
「ちょっと! 写真撮って、写真!」

新宿三丁目新聞
「はいはい。でもこれ、キャビアじゃないっすよ、どう見ても。」

中村うさぎ
「いいのよっ! めっちゃお洒落じゃん! (店員さんと思われる人に)あの~、これ何ですか?」

店員さんと思われる人
「こちらはシャンパンでございます」

中村うさぎ
「ええっ? これがシャンパン?」

 

歌舞伎町のホストクラブでさんざんバカ高いシャンパンを空けてきた私だけど、こんな格調高いシャンパン見たことないわ!

ていうか、この店員さんと思われる人も、めっちゃかっこいいんだけど!

超高級シャンパンとイケメンの組み合わせに、思わず朝っぱらから「ここはホストクラブか?」と勘違いしかけた私だったが、もちろん、んなわけないのであった。

こちらの方は、この「キャビアハウス&プルニエ シーフードバー」ブランドマネージャーの石川さんという方なのでした。

 

中村うさぎ
「げ! 偉い人なんじゃん!」

ブランドマネージャー石川氏
「いえいえ。」

中村うさぎ
「(新宿三丁目新聞の耳元でひそひそと)役所広司に似てるよね?」

新宿三丁目新聞
「(ひそひそ)役所広司より若いしイケメンですよ。」

 

確かに、役所広司よりイケメンよ。
んでは、この役所広司さんにいろいろ説明していただきましょう。

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ブランドマネージャー石川氏
「こちらのシャンパンは『キャビアハウス&プルニエ』が『バレエ・リュス』というロシアバレエ団の『春の祭典』という演目の初演から100周年を記念して作ったものです。」

中村うさぎ
「春の祭典! ニジンスキーの伝説の演目じゃないですかー!」

ブランドマネージャー石川氏
「はい、そうです。当時、『プルニエレストラン』には、『バレエ・リュス』の方々もよくいらしていた。と言われています。」

中村うさぎ
「すてき! ニジンスキーも来てたのかしら!」

 

1872年に創業した「プルニエレストラン」はロシアのキャビアをフランスに紹介した伝説の老舗。
各国の貴族や著名人たちが集まる超セレブなレストランだったの。

もちろん国際的アーティストである「バレエ・リュス」の面々も、この店で故郷ロシアのキャビアを味わいながらシャンパンで乾杯してたわけよ。

そう、あの天才ニジンスキーもね!

 

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キャビアハウス&プルニエ

1872年に創業し、ロシア産キャビアをフランスに紹介した「プルニエレストラン」から始まるブランドと、1950年にコペンハーゲンで操業しイラン産のキャビアを中心として欧州各国にキャビアを流通させてきた「キャビアハウス」が2004年に合併し生まれました。

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そんな当時の「プルニエレストラン」の洗練された芸術の香りが、この美しいシャンパンの箱とボトルに凝縮されてる。

これを見れば、この「キャビアハウス&プルニエ」というブランドの歴史とコンセプトが伝わってくるのよ。

いやもう、のっけからカウンターパンチくらった気分よ。

日頃からキャビア好きを公言してきた私だけど、こんな格調高いお店のキャビアを食べる資格があるのかしら?

隣には役所広司も座ってるしさ!

 

ブランドマネージャー石川氏
「ではさっそく、当店の限定メニュー『キャビアブランチ』をどうぞ。」

中村うさぎ
「おおうっ(雄叫び)!」

目の前に並べられたのは、ケース丸ごとのキャビア(贅沢!)とブリニ(ロシア風ミニパンケーキ)、薄焼きトースト、そしてスモークサーモンと半熟卵。

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じつは私、このブリニ(ロシア風ミニパンケーキ)でキャビア食べるのが大好きなのよ!
さっそくひと口、いただきまーす!

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ブランドマネージャー石川氏
「いかがですか?」

中村うさぎ
「★◇○◆☆!!! ☆☆☆!!!」

 

口に含んだ途端、とろ~りととろける濃厚なキャビアの食感と香り!

こ、これは絶品よ!

 

今までいろんな店でキャビア食べてきたし、なんならロシアの物産展まで行ってベルーガを大人買いして家で食べたりしてた私だけど、これは五本の指に入る極上物だわ!

 

ブランドマネージャー石川氏
「そちらの半熟卵と一緒にぜひ。」

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もちろん、いただくわ!
とろとろの半熟卵の黄身に貝のスプーンですくったキャビアをたっぷり混ぜ込んで、そっと舌にのせた途端、あまりの美味しさに陶然とする私。

何これ! 朝からこんな贅沢な物食べていいのっ?

 

ブランドマネージャー石川氏
「パリに長くいらしたご婦人から、朝食にキャビアを召し上がる事があるとお聞きして、そのスタイルを再現したメニューです。」

中村うさぎ
「朝からこんな凄い物食ってたのか!」

 

ブランドマネージャー石川氏
「そちらのスモークサーモンも『キャビアハウス』の看板メニューです。上にキャビアを載せて召し上がってみてください。」

中村うさぎ
「まぁ、スモークサーモンなら日常的に食べてるし、だいたい味は知って・・・

・・・

うおっ! 

・・・

なんだ、こりゃ!

 

一見、普通のスモークサーモンなんだけど、今まで食べたことない絶妙の「ねっとり感」よ!

ブランドマネージャー石川氏
「そちらのスモークサーモンは、ロシアのニコライ皇帝の秘蔵レシピを元に、ある貴族の方がお館で作らせて、ご友人たちに個人的に振る舞ってらした物です。それが評判になり、ぜひとも『キャビアハウス』で出して欲しいというお客様たちのご要望で、オーナーがその貴族の方からお館ごと買い取って作り始めたのです。」

中村うさぎ
「なるほど! 王侯貴族の口にしか入らない至高のスモークサーモンってわけね!」

ブランドマネージャー石川氏
「その極上のスモークサーモンを、このように厚切り(メダリオンカット)でお召し上がりになると、その素晴らしさがよくおわかりになれますよ。」

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中村うさぎ
「なんかもう食べる前から期待で震えちゃうんですけど。お・・・。おおおっ・・・。これはっ(絶句)!!!」

 

ねぇ、このスモークサーモンを食べたら、本当に心の底からびっくりよ!
今までのスモークサーモンの概念を覆す、その舌触りと風味!
これを食べたら、もう普通のスモークサーモンは食べられない。

これはもう・・・。

 

なんていうか・・・。

 

芸術品だわ!

 

そうよ、このお店のカウンターであの「バレエ・リュス」のシャンパンの箱を見た瞬間に、私にはわかってたはず。

ここの商品は、キャビアもスモークサーモンも、もはや単なる食べ物ではない。

多くのグルメたちの舌によって磨き上げられ、職人技を究極にまで洗練させた「食の芸術」なの。

 

こちらのお店には、さまざまな種類のキャビアが置いてある。

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昔は輸送の関係で、キャビアといえば「しょっぱい食べ物(塩漬けだしね)」だったけど、こちらのお店では低塩のクリーミーな熟成キャビアから伝統的なキャビアまで、嗜好に合わせて選べるわけ。

宝石のようなキャビアの中に金メッキの錘を沈めて絶好の熟成度を確認する技法も、まさに「芸術」と言うしかない美しさ。

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そして、貝殻や水牛の角で作られたキャビア専用スプーンも素晴らしい。

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ブランドマネージャー石川氏
「このスプーンは、ご覧になったお客様の多くにご購入いただいています。」

中村うさぎ
「そうよね。あたしもこのスプーン欲しい! すっごく綺麗だもん!」

 

ああ、まさに至福の食体験だった!

 

早起きは三文の得」って言うけど、早起きしてよかったと心の底から思えたのは、私の人生でこの日だけよ!

これを読んでいるキャビア好きの読者の方は、絶対に行かないと損するわ。
この機会を逃したらおそらく一生食べられないような、キャビアとスモークサーモンの逸品をぜひぜひご賞味あれ!

 

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店名 キャビアハウス&プルニエシーフードバー 伊勢丹新宿店本館
住所 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店本館地下1F
電話 03-3352-1111
営業 【月~日】10:30~20:00
地図

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